ふらっと行ってみた。
こう言う小旅行も良いな。
ココは母の実家があるところで、
子供の頃は、夏休みの半分はいとこの家
で過ごした。
スッゴイ盛大な花火大会や
七夕祭りや
ラジオ体操も一緒に行って、
参加賞のお菓子もらって、お楽しみ会
にも出た。
100人くらいの親戚が集まる冠婚葬祭の
イベントも、しょっちゅうあった。
祖父母が亡くなってからは、
もう、そういった集まりも無くなった。
地名や景色が、懐かしいし
なんだかホッとする。
見かける人達が、
すっごくお年寄りばかりで
背丈も小さい。
母くらいの年齢かなぁ?
母が東京に出てきた時の話を思い出す。
父も地方から来たので、
二人とも、故郷から出て来たんだな、と。
私には、そう言う人の心情は
わからない。たぶん、この先も。
父母を見ていて、子供の頃から思ったのは
私はあんなにハングリーになれない、
と言う事だった。
タクシーの運転手さんに
山の感じが凄く良いですねー
と言うと、
住むのは大変だよ。
病院や学校や、車が無いとどこも行けない。
自分も75歳だから、もう、辞めたいんだけどねー。と。
確かに運転手さんは、
この辺の他の人より若く感じる。
母は、足を悪くて歩くの大変だし、
車をやめて20年くらい経つ。
ここにいるより、都会にいる今の方が
幸せだったのかなぁ、
と考えた。
渡瀬川の土手からの写真も撮れば良かった。
母に見せてあげれたのに。
もう、母はここまでは来れないから。