日没を見に来ました。

鳥のさえずり
と
波音

鏡のように穏やかな海面
と
芸術的な雲

何にもないけど
心の奥まで安らぐ
贅沢な時間。

今後、世界自然遺産効果で
たくさんの人が来ることで
無くなってしまうのだろうか？

奄美の人の喜びは
どこまでを見通しているのだろう？

観光客による経済効果はわかりやすい。
コロナが終わればインバウンドも
すごいだろう。
沖縄しか見てなかった外国人は
すんごい安いココの不動産を
買いまくるだろう。

観光客が海や山に入ることで
自然は少しずつ破壊される。

自分達が持つ最大で唯一の強み
が無くなることの危機感を持ち
対策を打つことを考えているのだろうか？

私は2年前に行ったパラオ🇵🇼を
思い出した。

自分達には自然しかない！
コレを何としても守り抜くんだ！
と言う、思想、ポリシーが至る所に
徹底されていた。

空港に着くと
何十台ものTV画面からアニメが繰り返し
流れる。
ある日、怪獣がやって来て
亀や魚を取りてくし、サンゴを破壊する
と言うストーリー。

イミグレのスタンプにまで
私は自然を守ります！
と書いてあり、
サインさせられた。

海に入る人は、ダイビングフィー以外に
税金を支払うのが義務で、
そのカードを常に携帯してないと、
ダイビングボートに監視艇が来た際に
持って無いと、その場で課税される
のだ。

台風が来れば、
住民の野菜も無くなる島ライフに
観光客が増えるとなれば、
インフラの整備は最重要課題だろう。

しかし、インフラ整備も
自然破壊を招く要因になる。

観光客が増える〜！

と、短期的視点しか持たなければ、
気がついた時には
取り柄のない不便な島
になってしまう。

そして、それは取り返せない。

奄美大島市民の
フィロソフィーが未来を明暗に
分けるんだと思った。