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それ以外の評価を得れる 居場所を作ること

カリタス学園の無差別殺人を見て
批判も多いけれど、

実際には、
「明日はうちの子も・・・」

という思いでご覧になっていた
親御さんも相当の数になると思う。

”相続相談”を通して
”働かない子供”のいるご家庭が
こんなにも多いのか!?

という体験をしていた。

これを初めて8年くらいになるのだが
今や

資産家の息子は働かない
資産家の娘は出戻る

は、鉄板のセオリーだと思っている。

家族学というか、人間を深く理解する
ことが必要とされる仕事なのだけど、

結局人は、楽な方に流れたい生き物なのだ。

と感じてしまう。
これは、男女の差はない。

都心にいて
バリバリに成功する人たちの中にいる
いる私は、
こういう人たちが好きで、一緒にいると
楽しいし、勉強にもなる。
大好きだ!

しかし、こういった人たちは
そもそも何もなかったから働かなくては
いけなかった。
だから、頑張った。

とも言える。

(もちろん、ほとんどの人は頑張っても
結果を出せないし、頑張ると口先だけで
行動しない人が大半だから、
逆境で成功した人は
素晴らしく優秀だとは思う)

私も昔は
”できない人”がなぜできないのか
本当に
わからなかった。

でも、今いろいろな家族の相談を受けていると
こういう子供は必ずいて、
昔から「隠れた子」という名称で
存在していたのだというのを知った。

小学校まではいたのを見た。
誰それの同級生の子がいたはず、など。

働かない子やそういう子を持つ親を
批判するのはたやすいが、
そもそも、昔から、家族というか親族一同は
全員優秀でもないので、
そういう子もいる場所を守るために
”家督相続”
という制度があったのではいだろうか?
と考えてしまう。

私がお会いするご家族も、いろいろだが
みなさん悩んでいるし、
そんなことほかの人に言ったら後ろ指さされるから
相談もできないし。。。

「お恥ずかしい話ですが、、、、」

大抵の相談は、
そんなフレーズから始まる。

いいえ、そういうご家庭は多いんですよ。
ほかのご家庭ではね。。。。

と話すと、
パッと顔が明るくなり、
ほっとするのが分かる。

また、働かない当人たちにお会いして感じるのは
特に“変”と際立ったものを感じない人もおり、
確かにノホホンという、平和な空気感は
あるが、「ずるをして働かない」
という悪意を感じることはない。

そんな人を何人も見るうちに
均分相続なんだから自立しろ!

と言っても、

”絶対に、難しい。できないよね」

という気がしちゃうのだ。

でも、昔からいて、
それでも何とかなっていたのだ。

その時に思うのは、
この人たちは、お金を得るという働きは
できないけど、
トンボでもなく、カエルでもなく、馬でもなく
人間として生まれてきたのだから
それなりに人間としての価値があると
神様は人間として生まれさせたのだと
いうこと。

人間の価値って何だろう?

お金を稼ぐ
成功する

ということに評価が偏ってはいまいか?

”優秀である”というのは一つの特徴であって
そうでない人には

何となく人を和ませるとか
人が気が付かないことをこっそりやってくれる

とか
何らかの役割があるのではないだろうか?

そもそも、
今だって、
多くの人は毎日毎日を生きていくこと
その中でささやかな喜怒哀楽を得たり
ちょっとした愚痴や、身近な人間関係の中で
生きている。

大志を抱いて、生きている人なんて
ほんのちょっとなのだ。

優秀な人なんて、
能力がある人なんて
昔から、ほんの一握り、いや、ほんのひとつまみ
だったんだと思う。

みんなが平等だ。
自由だ。
頑張ればできる。

という幻想が、
生きづらい社会を作っているのでは
ないだろうか?

働かない子

子供ではなく、すでに40歳・50歳を超え
親も年を取り、年金パラサイトの限界も
見えているご家庭は、
多分、相当多いのだと思う。

これを批判するのはたやすい。

しかし、批判するだけでは
絶対に無くならないし、
人間である以上、捨てることもできないので
この状況を救うには、
何らかの策を打たないといけないのだと思う。

私にできるのは、
こういうご家庭・こういう子供を持つ親が
実際にはたくさんいて、
本人たちは悩んでいて、苦しんでいて
その人たちだけではどうにも解決できない
状況であることを

皆さんに知っていただくこと。

また、
私は、相続相談の中で
こういった子供・人が
お金を得るということではない
それ以外の評価を得れる
居場所を作ることを
提案しています。

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