明治学院大学キャリアデザイン2
第10回目授業
ロンバー・オーディエ信託
シニアディレクター
鈴木 信章 さん
お金と社会の関わり
~老舗スイス・プライベートバンクに学ぶ、
10年後の私たちの未来~
お金のことをいうのはハシタナイ!
という国なので、マネー教育が無いですよね。
金融機関から、いろいろな商品の説明や投資の方法は聞くけれど
そもそも、お金って、、、という本質を聞くことはないです。
その辺から、学んでほしくてご登壇
いただきました。
昨年につき2度目。
学生さんも、お金についてはとても
興味ある!?
恋愛や結婚よりも、関心度高い感じでした。
そして、グローバルな視点での
日本社会と雇用制度などをお話いただき、
学生さんにとっては、
とても刺激的だったようです。
明学OBではありませんが、
とても熱心にかかわってくださいます。
新規ビジネスを作るワークショップも
毎回参加してくださります。
■この授業の講義も10回目になり、
講師の方々のお話から複数の共通点も
見つかります。
その1つが日本は外国に遅れを取っている
という事です。
どうしても普段生活をしていると欠点から
目を逸らしてしまいがちですが、
授業内で向き合うことが出来ています。
今回は主にお金・経済のお話で
自分は特に嫌煙してしまいがちな
トピックですが、
スライド内にグラフが多かったことから
日本の遅れが顕著に可視化されていて
非常に理解しやすかったです。
また単に「安定」を求めてしまっている
自分にも焦りを感じました。
■未来の日本がどうなっているのかを
話し合った時、ほとんどの方が、
良い方向への変化ではなく、
悪い方向への変化を予測していました。
給料が上がっているはずだとか、
幸福度が上がっているなどの話は
あまり出ず、海外の企業に買い取られて
しまうのではないか、
人口が減って私たちの世代は色々
苦労をするのではないか等、
マイナスな面の意見がほとんどでした。
やはり現代の社会として若者の社会に
対する不安が増加していることを
痛感しましたし、
先生もおっしゃっていたように
日本人の不安症の面が顕著に現れて
いたなと感じました。
未来はどうなるのか分からないですし、
私自身想像できる未来は必ず実現できる
と考えているので、
マイナスなことばかりではなく
プラスな希望をもっと想像し、
私たちから未来の社会がより
良くなっていくよう行動する
必要があると強く考えました。
■ニュースやネットなどで
なんとなく今の日本が遅れていること
は知っていたけど、
これほどまでに差が歴然としている
という事実にショックを受けた。
実力主義に切り替えないと
成長を見込めないことは理解できるけど、
人間の一つの個性である機械のように
完璧にできないという部分を無視する
のは正しくないのではないかとも考えた。
■日本の国力が弱いのは、
政治家や日本のトップの人たちのせいで
あると思っていたが、講師の先生が、
君たちが変えていかなければ
いけないんだとおっしゃっていて
ドキッとしました。
赤羽先生がおっしゃていた
オーストラリアの賃金の話を
聞いたら毎日何時間も1000円台の
時給で働いているのがばかばかしく
思えてきました。
オーストラリアに行ってバイトしたい
と思いました。
しかし鈴木さんは、そのような考えの
若者が多いから日本はだめになって
くるんだよと教えていただきました。
私たちが日本を変えていかなければ
いけないのだなと背筋が伸びました。
■今回の授業では、日本の未来
について考えることができて、
新鮮な気持ちだった。
また、自分たちがこれからの現役世代
として、日本の中心となって 働いていかなければならないのだと自覚を持てた。
これまで、のほほんと自分の周りのこと
だけを考えて生きていたけれど、
日本や世界のことを視野に入れて過ごそうと思った。
■日本よりも海外の方が給料がはるか
に高い現状を考えると、
海外で働いた方が自身の目指す将来像
に近づけるような気がした。
■海外で働く日本人から見た、
世界における日本の立ち位置、
弱点の話がすごく興味深かった。
日本の労働生産性はなぜ上がらない
理由として。解雇せずに雇用し続ける
体制を指摘されていたが、
高齢化が進み退職する年齢も
上がっているため、
さらに悪化し続けるのではないかと思った。
デンマークの「フレキシキュリティ」
のように、転職しやすい体制を整えたり、
高齢者が働きやすい場所を新たに
設けるなどの対策が必要だと思う。
また、海外の就職は職種から入る
という話があったが、
自分は○○が出来るからここで
この仕事がしたい、
といえるようなものを持っておくことが、
転職も視野に入れるなら、
より重要になってくると感じた。