明治学院大学キャリアデザイン2
第3回授業 私の担当
最初、この授業を作る時
「学校に貢献できるもの、学生さんに役立つことを企画する」
と言っても、そもそも、学生さんが何を望んでいるのか?
何を考えているのか?
どういう事をすればよいのか?
全くわかりませんでした。
いわゆるZ世代の人になんて、日常では会わないからです。
既に、自分の子供より10歳?15歳?下の人たちです。
ただ、思ったのは、私たち上の世代が、
自分たちがやってきたことを成功談として話せば、
「年寄りの説教・自慢話」という感じで、
鼻から受け入れられないだろうな、
という事でした。
生きてきた時代・社会が違うし、
それによって作られてきたものが
違うからです。
ということで、
まずは、時代や社会が違うという事を知ることから
やってみよう!
同じもの・変わらないものを知ろう!
という授業です。
5年担当して思うのは、
Z世代は
「踊らされない世代だな」
「本質を見極めようとする」
という事です。
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■自分らしいとはなにか、
そもそも自分はなにに影響されてきていて、
どんな人間なのか考えるきっかけになった。
いままで周りに流されるようにして生きてきたので、
まず自分を見つけ、目標を決めるところから
始めたいと思った。また、今の自分を認めて、
今後も自分を認められるような選択をしていきたい
■時代の変化と共に幸せの形が変化してきたのだ
と思った。高度経済成長期は働いて稼ぐこと、
バブル期は派手に稼いで散財すること、
そして現在は少ない労力で多く稼ぐこと
が主流になっているように感じる。
働くことが幸せと言う考えは終わったのだ
と思った。
勿論今の少ない労力で稼いでプライベートを
充実させる子も非常に大事だと思うが、
自分の人生、働くことでも幸せを手に入れたいな
と考えた。
■僕は苦しい現状から離れて新たな幸せを
模索することが逃げることや卑怯なこと
なのではないかという考えを持っていたのですが、
案外そんなことは無いのではないかと感じました。
幸せになりたいと思い、それを叶えようとする
ことは悪いことではないのだなと気づけて
良かったです。
■本講義のポイントとも感じられる「変化」
に関して自身の性格を問いたとき、
人生にはターニングポイントがありふれているの
にも関わらず、変化をして周囲に嫌われること
を恐れていることから、現状維持を続けているのが
私だと感じました。
私にとって、「変化」は勇気がいる行為だからこそ、
今後は日々の「達成」を頑張り、
結果的に大きな変化に繋がるように尽力します。
■今回の赤羽先生の講義の中で特に印象に残る場面が、
2つあった。
1つ目はAIにできないことAIにできることの話である。
・・・・・(省略)
2つ目は現代の若者の理想像の低さ、
現実的なものばかりだという点である。・・・・・(省略)
このことから意識が低いのではなく、
学歴社会やAIで仕事が無くなる社会、
様々な悪いイメージがつく企業の問題のニュースを通じて、
全てをふまえて、私たちは恐れていて
その1歩をだすチャンスが掴めていないと感じた。
■変化するにつき絶対的な正解は無く、
徹底的に考え尽くしたと思えることが大切で、
最悪の場合を考えてそれを回避すればよいというお話や、
人間だから落ち込んでも良いがその期間を決めて
気分をさっと変えるべきだというお話を聞き、
新しいことを始める勇気がでた。
■豊かさも貧しさも本人の意識にほかならず、
何が幸せかは自分自身がさまざまな挑戦をして行く
ことで見つけていくものだと改めて感じた。
だが信念と理想だけでは幸せにはなりにくく、
お金も必要でありその使い方の方が稼ぎ方よりも
難しいことに強く共感した。